コンビニ和菓子“甘い競演”品揃え強化、女性・シニア取り込む

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【フジサンケイ ビジネスアイ 6月25日(月)8時15分配信】

コンビニエンスストア各社が、和菓子の品ぞろえを強化している。

東日本大震災以後、増えている女性やシニア顧客の取り込みを狙い、食べきりサイズの
少量パックを投入したり、常温品より砂糖の使用量が少なくて済む冷蔵用和菓子で、
カロリー控えめ感を打ち出すなどヘルシーさも演出。「甘い競演」が繰り広げられている。

「プレミアムロールケーキ」が大ヒットしたローソンは、オリジナルの「Uchi Cafe
SWEETS(ウチカフェスイーツ)」ブランドの和菓子版「あんこや」シリーズを展開。
6~7月にかけては夏季限定の和菓子も順次投入している。「あんこや」では
「良いものを少しだけ食べたい」という女性やシニアの要望を反映して、サイズを
小ぶりにする工夫をした。

「生どら焼」(150円)は60代以上、「純生クリーム大福」(130円)は40代以上の
購入が多く、これまで20~30代女性が主流だったスイーツ顧客の拡大に成功。
「ウチカフェ」シリーズ全体の売上高を前年比約10%増に押し上げた。

セブン-イレブン・ジャパンは、プライベートブランド(自主企画=PB)
「セブンプレミアム」で6月から和菓子を本格展開。「串団子たれ 焦がし醤油風味」
(3本98円)、「豆大福つぶあん」(78円)、「黒糖まんじゅうこしあん」(同)の3種を
発売した。山崎製パンとの共同開発で、たれやあんにこだわったという。

 スイーツ分野ではローソンに後れを取っていたセブンは今年から反転攻勢に出ており、
契約先の菓子メーカーが約80億円を投資して3工場を新設、18工場の設備増強を
進めている。特に和菓子は「女性、高齢者の来店客が増えるなかで意識的に増やす」
(鎌田靖商品本部長)といい、オリジナルスイーツ全体の今年度の売上高は、
前年比1.5倍の約600億円を狙う。

 ファミリーマートは6月に入ってオリジナルスイーツブランド「Sweets+
(スイーツプラス)」の初の和菓子シリーズ「Sweets+和」を投入。
「小豆とクリームの生どら焼」(136円)や「白玉クリームぜんざい」(230円)など
冷蔵で保管、販売する5種類だ。

 冷蔵品にこだわるのは、常温の和菓子が、品質劣化を防ぐために糖分を多めに使用
しているのに対し、糖分が少なくても十分な甘さを出せるため。「低カロリーである点を
女性、高齢層向けの訴求ポイントとしたい」という。

ミニストップも冷蔵品の和菓子を強化。オリジナルブランドの「HAPPYRICH
和GASHI」で今後、商品を拡充していくという。(金谷かおり)